小さい頃おばさんか誰かに話してもらった。
この世界とは違う世界があるのだそうだ。
そこはお話が生まれ、現実になる世界。
大きな木の形をしていて
すべての登場人物は葉の上に住んでいる。
幹の下の方には穴が開いていて
そこには鶏とヒヨコと卵がいる。
卵はひとつきり。
名前はハンプ・ダンプ。
毎日毎日彼は木に上ってはどこかで落ちてしまう。
割れて飛び散った彼の中身が新しい物語になるんだそうだ。
ハンプティ・ダンプティと違うのは
彼は割れても元に戻るって言うこと。
ヒヨコがハンプのかけらを集めてなおしてしまう。
内側からも支えなければならないので
一匹のヒヨコが中に残って、一晩そこで寝る事になる。
そうするとそのヒヨコが見た夢が、明日の物語を育むんだと。
鶏はただ、寝てるだけ。
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